「本屋大賞嫌い度チェック」

★某氏のmixi日記上で、「本屋大賞嫌い度チェック」というのをやっていた。本人の許可を得た上でこちらにその項目を転載する。

■■■「本屋大賞」嫌い度チェック■■■
1)『本の雑誌』、および、『本の雑誌』的なものが嫌い
2)都会の大型書店や有名書店へのルサンチマンが強い
3)インターネット中心の投票が嫌い
4)結局、本は売れてなんぼだと思っている
5)博報堂、および、博報堂的なものが嫌い

※該当1つ:本人が思ってるほど嫌いでもない
※該当2〜4つ:どちらかと言うと嫌い
※該当5:嫌い


★どれも何となく納得してしまう項目だ。補足すると、
(1) 「本屋大賞本の雑誌」のイメージはどうしてもぬぐえないので、「本の雑誌的コミュニティ」にシンパシィを感じない人は確かにいるだろう。
(2) 結局投票する人の多くが都内の大型書店員というイメージが強いので、どちらかというと恵まれた境遇のそんな人たちに対する嫉妬というのがある。
(3) 年配の人に多い。ネットに対する距離感がある人は多い。「ハガキで投票できればいいのに」と、私も地方で年配の書店員に言われたことがあるし。
(4) ・・・この質問の立て方自体がちょっとわからない。「本屋大賞は“発掘”の賞だ」という人もいるが「本屋大賞は“人気投票”だ」と思っている人もいるしなぁ。
(5) 実際の同賞の運営に博報堂がけっこう関わっていることを差して。「あーここにも広告代理店かよ」と思う人はいるかもしれない。


★こんなのを挙げて「本屋大賞」のことを貶めるつもりではない(私は肯定派でもあるし)のでフォローするけど、基本的には「本屋大賞」ほど皆をハッピーにしている賞はないと私は思う。作家も版元も書店も喜び、実際に売り上げに貢献している・・・これほど意味のある賞があるだろうか。「日本の小説だけしか対象にしてないのがおかしい」というのなら、同じことを直木賞の選考委員会にも言えばいい。ていうか、誰か他に対抗してやればいいじゃない。